なにげない日常の言葉のスケッチブック/by Obano Michiyo
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
|
|
4/17に書いた「Mather」は、 まだまだ続いていますが、もうひとつ 「八日目の蝉」というNHKのドラマも 私には、とっても気になる内容でした。 数回抜けつつも、最終回を録画で見て、 あまりの切なさに、涙が出ました〜
不倫で妊娠・堕胎した女性と、不倫相手の家庭に同時期に産まれた子という『親子』が、5年間を経て、「誘拐」という現実の『罪』によって、切り裂かれるシーンで『母』が叫ぶ言葉が、MAXなんです。
「待ってください、その子はまだ、朝ご飯を食べてないんです!」 「渡したくない」という己の感情ではなく、子供を案じる言葉です。 母親って、目先の世話を一生懸命に積み重ねようとしますよね。 子供を我身に代えてでも愛する気持ちは、産んだ者だけのもの? そうではないと私は思っていますが、ふたつのドラマは いずれも非合法の手段で、「母親」になろうとする点では同じです。 いけないことではあるけれど、あまりに悲しい現実が土台にあり、 それは身勝手な大人達のしたことの結果で、原因を作った人もまた 心に傷を負いつつ、抜け出せない現実の中であがいています。 自分のしたこと、していることから、逃げ続けることはとても辛く、 自分もまわりも、傷が大きく深くなっていきます。 「八日目の蝉」では、不倫で夫が妊娠させた女性に、我が子を誘拐された妻の心情が、とても良く表現されていたと思います。そして、全く罪のない子供が犠牲になる点が、ふたつのドラマの共通点。 どうあがいても、自分達のしたこと・起こったことは、 最終的には、自分達が対峙することでしか解決はないのですが、 できれば見ないふりをしようとし、時間が過ぎていく間に、 静かにひずみが進行し、いつか吹き出すことになります。 自分の「悪」は認めたくない、というのが人間なのかもしれません。 それは裏を返せば、いけないことだと、わかっているからでしょう。 人の弱さ、悲しさ、そういうものは、誰にでもあるけれど、 それに甘え続けても、いつかは避けられない時が来るはずです。 人生では、前に進もうとする力があるかどうかが、とても大切だと ふたつのドラマが、今あらためて、私に学ばせてくれる気がします。 「Mather」の今後はどうなるんでしょう。「八日目の蝉」のように、 最後には、「母子」に別れが訪れるのでしょうか。 また、主人公の奈緒の実母と育ての母との関係も、気になるところ。 久しぶりにTVで見る田中裕子さん(実母)の押さえた演技と、絶好調の高畑淳子さん(育ての母)のパワフルな真剣さも、見ものです。 PR |
|
|
twitter/ツイッターやってます
blogが更新できない日でも、小さな気持ちをつぶやくことがあります。フォローの付けはずしはご自由に〜
カレンダー
'10/9/26更新 / 世の中、どういうご縁があるのかわからないので、コメント欄を復活させることにしました。
02 | 2024/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
ウェルパパスは休刊に。
尾波野道代のエッセイ「おばさんの気持ち」は、ウェルパパスの休刊により、終了しました。今後はこのblogで、「気持ち」を発信します。
今のところ「おばさんの気持ち」の一部のバックナンバーが、「ナゴサク」でまだ読めます。
仕事のお問い合わせ等は、↑メールフォームをご利用下さい。
プロフィール
HN:
0bano
性別:
女性
自己紹介:
名古屋市在住。
デザイン・著述・賄い・メイド・マッサージ係と、多忙ながらも老後に備えて昼寝もこなす、多角戦略の良妻健忘症。座右の銘は「男もおだてりゃ皿洗う」
デザイン・著述・賄い・メイド・マッサージ係と、多忙ながらも老後に備えて昼寝もこなす、多角戦略の良妻健忘症。座右の銘は「男もおだてりゃ皿洗う」
最新コメント
[06/11 かずちょこ]
[05/31 nori]
[05/29 えごま]
[05/28 座敷猫]
[05/28 でんでん虫]
[05/27 サム]
[05/15 かずちょこ]
[05/11 nori]
[05/10 でんでん虫]
[05/02 サム]
カウンター
カテゴリー
ブログ内検索