別れ

まだ少し、時間はあるはずと、
私は勝手に思っていてたのに、、、
父が、さっと、旅立っていきました。

悲しむ間もなく、バタバタと準備に追われ
、、、でも葬儀では、皆で揃って大泣きし、
それは、何かと父に苦しめられて、愚痴を言い合っていたけれど、
それでも父を愛していた家族の、偽りのない姿だったと思います。

少し前にblogに書いた、私が最後に会った時の父が、
これまででも最高に「変な父」だったのですが、
人の終末の姿のひとつとして、記憶にとどめることになりました。

以前からのパパスのエッセイを、愛読して下さった方には、
父が物忘れがひどくなり、家電の操作が覚えられなくなり、
それでもまだ麻雀には参加したりと、幾度か登場していたので
そんな様子も御記憶があれば、嬉しく思います。

いずれ、もう少し時間が過ぎて、私の心が消化できた時、
父のことをまた、パパスに書いてみたいと思います。

今校正中の１２月号も、偶然ですが、人生の最後についてのエッセイです。

誰にも避けられない日が、いつか来ます。
私は、今過ごしている「こんな日々」があることが、どんなに幸せなことか、
以前にも増して感謝しながら、暮していきたいと思います。